最近になって米国が北朝鮮との対話局面を造成し、韓国にも対話を要求しているが、「2012年の指導部交代の時期に、北朝鮮の挑発を防ぐためのもの」という主張が提起された。
ジョージタウン大のビクター・チャ教授は5日、中央日報とユミン文化財団が共同主催した「J -グローバルフォーラム2011」で、「2012年は全世界的に指導者が変わる重要な年。米国は2012年に北朝鮮問題が浮上しない事を望んでいる」と指摘した。
2012年には、韓国を含め、6カ国協議の主要参加国である米国、中国の3カ国で指導部交代が予定されている。
チャ教授によると、1984年以来、北が米朝対話が進行される間に挑発行為を犯したのは一回にすぎない。米朝対話が行われている最中には、挑発カードを簡単に使えないということ。このような外交的手段が、北朝鮮の挑発行為を抑制することが出来ると指摘した。
また、米国が北朝鮮との対話に積極的な理由は、クリントン長官の対北政策の成果が不足しているからだと主張した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面同教授は、クリントン長官を「内閣で一番立派な長官。アジアで卓越した能力を発揮した。しかし、唯一対北政策については進展がない状態で、業績を積むために北朝鮮との対話を試みていると見ることができる」と見通した。
しかし、米国の対北朝鮮対話政策が再び騙される可能性があると指摘し、対北対話に失敗した際に北朝鮮時に与える制裁措置の具体がが必要であると強調した。
「北朝鮮が対話を通じて核廃棄と改革開放を約束すれば、(米国は)多くのインセンティブを提供するが、会話を抜け出して挑発を繰り返すことに対する措置については具体的でない」と指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面続いて「(総合的なアプローチ方式)ペリー報告書によれば、北朝鮮が対話を拒否した場合(挑発を行う場合)、闇の通路を通過する事になるだろうという内容がある。米国と同盟国は闇の通路を具体化することが重要である。制裁措置とは何かを明確に指示しなければならない」と付け加えた。
一方、中国国防大のジェン・チアン教授は、東アジア地帯を非核化させなければならないと主張した。「北朝鮮の核問題が解決されるとしても、東アジアの他の国で核拡散の可能性がある。東アジア地域の核兵器をすべて廃棄する措置が必要だが、このような政策は、核保有国がどれだけ積極的に参加するのかが重要だ」と指摘した。
この件での中国の反応について、「中国は東アジアでロシアと共に公式的な核保有国。しかし、政府の様々な機関とシンクタンクの知識人は、東アジアの非核化に関心が高いと聞いているが、この政策を実現させることは難しいと判断している」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面峨山政策研究院のハム・ジェボン院長は、「東アジアを非核化地域に設定するためには、北朝鮮の非核化が先行されなければならない。そしてもっと大きな夢を見ることができるだろう」と指摘した。