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北朝鮮外務省報道局の対外報道室長が20日、オーストラリアがフランスと結んでいた500億豪ドル(約4兆円)の潜水艦製造契約を破棄し、米国から支援を受けて原子力潜水艦を導入すると決定したことをめぐり、朝鮮中央通信社記の質問に答える形で、米国を非難した。

北朝鮮はここ最近、米韓合同軍事演習に対する反発からはじまり、弾道ミサイル発射実験の強行など、威嚇姿勢を打ち出している。

室長は、「米国が英国、オーストラリアと3者安保協力体を樹立し、オーストラリアに原潜建造技術を移転することにしたのは、アジア太平洋地域の戦略的バランスを破壊し、連鎖的な核軍備競争を誘発させる非常に好ましくない、危険極まりない行為である」と指摘した。

また、「新しい行政府の執権後、いっそう濃厚に現れている米国の二重基準行為は、普遍的な国際規範と秩序を破壊し、世界の平和と安定を厳重に脅かしている」と述べた。

そのうえで、「われわれは、米国がこのような決定を下した背景と展望について厳密に分析しており、わが国家の安全に少しでも否定的な影響を及ぼす場合、必ず相応の対応をすることになるであろう」と強調した。