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ロシア政府によって北朝鮮に強制送還される危機に瀕している脱北者が、ロシア政府に亡命申請をしたと伝えられた。

15日のRFA放送によると、脱北者チョン・グンチョル氏が先週、ロシアの保安当局に検挙され、強制送還の途中、ハバロフスクの保護施設で、警備がゆるんだすきに乗じて建物の4階から飛びおりて逃走したという。

現在チョン氏は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の保護下にあり、ロシアのウラジオストクに宿泊し、亡命の申請をしていることが分かった。

ロシアの国連難民高等弁務官事務所の専任保護管は、RFA放送とのインタビューで、チョン氏は“第3国に行くのではなく、ロシアに残ると言っており、現在、亡命申請手続きを行っている”と伝えた。

UNCHRと共にチョン氏を保護しているロシアの人権団体’市民支援(Civic Assistance)’のスベトラナ・カヌシュキー代浮焉A“40代のチョン氏はロシアで家庭を作り、ずっと暮らしてきたので、韓国や第3国ではなく、ロシアに残ることを望んでいる”と語った。

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チョン氏は10年前にシベリアの建設労働者として働いていた時に脱出し、モスクワで生活して、ロシア人の妻との間に息子が生まれた。

ロシアの脱北者の第3国への亡命許可は、1994年に北朝鮮科学院の研究員出身のイ・ミンボク氏が国連難民機関で難民地位を初めて認められてから始まり、現在までに10人以上が韓国に入国しているという。

だが、脱北者がロシアに残ると言って、ロシア政府に亡命申請をしたのは今回が初めてで、ロシア政府の決定に関心が集まっている。