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6月末に新型コロナウイルス対策を巡る「重大事件」の責任を問われて元帥から次帥に降格された朴正天(パク・チョンチョン)前朝鮮人民軍総参謀長が、朝鮮労働党中央委員会政治局の常務委員に任命された。朝鮮中央通信が7日、党政治局の公報を伝えた。

常務委員は党の権力中枢を占める要職で、金正恩総書記と崔龍海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長、趙甬元(チョ・ヨンウォン)党書記、金徳訓(キム・ドックン)内閣総理に朴氏を合わせた5人体制。6月までは李炳哲(リ・ビョンチョル)党中央軍事委員会副委員長もメンバーだったが、同じく「重大事件」の責任を問われ解任された。

公報はまた、劉進(ユ・ジン)、リム・グァンイル、張正男(チャン・ジョンナム)の各氏を党中央委員会政治局委員候補に補欠選挙したことも明らかにした。

党機関紙・労働新聞の同日付の写真説明によれば、朴氏は党書記にも任命された。またリム氏は軍総参謀長に選ばれた。また、張氏は社会安全相に、劉氏は党軍需工業部長に任命された。