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国際社会は、中国が不良国家の北朝鮮に対して責任ある役割の遂行を期待している。G2の地位を獲得した中国に、世界平和における一定の役割を求めている。しかし、中国は、北朝鮮が自国の利益の為の戦略的手段としてしか利用しないという主張が24日、出された。

イ・ドンリュル同徳女子大教授は、コリア政策研究院と経済人文社会研究会が共同主催した 国際学術会議「朝鮮半島と中国:ビジョンと課題」で、「中国の対北政策は自国の浮上の障害にならないように、北朝鮮を管理する事に焦点が当てられている。中国の対北政策の最大の目的は、北朝鮮を戦略的資産として活用すること」と主張した。
 
同教授によると、中国は北朝鮮の挑発的な行動と孤立によって、▲北の崩壊▲日米韓の同盟強化▲朝鮮半島の緊張などの状況が引き起こることを敬遠しているという。

このような状況は、中国の緩衝地帯の喪失と孤立、東アジア地域発展の障害となるなどの状況が発生する。中国にとって北朝鮮は障害要素ではなく、中国の浮上の推進要素として活用するという主張である。

同教授は「中国にとって重要なのは、北朝鮮をカードとしての有効性を確保する最低限の対北関係を維持し、北朝鮮に対する一定の政治・外交的な影響力を確保すること。カードの喪失を意味する北の崩壊や、中朝関係を凌駕する米朝関係の急進的な発展は抑制させるだろう」と指摘した。

また「北朝鮮体制の維持に必要な最低限の支援を維持し、対北影響力を確保しながら6者協議を通じて核問題を適切に管理し、議長国であると同時に仲裁者としての国際的な地位と影響力を維持することは、中国にとって重要な戦略的意味を持つ」と述べた。

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「中国の対北政策は、中国が浮上する為の朝鮮半島の安定維持という観点から、▲北朝鮮体制の維持▲北朝鮮の核開発に反対▲米朝、日朝関係の段階的・限定的な発展に整理することができる。特に、中国政府は東北振興を推進しており、内部的な葛藤要因も少なくない。それほど対外的な安全性を管理する必要がある」と説明した。

続いて「このような状況で、北朝鮮住民の脱北は中国政府のアキレス腱となっている。人権問題に発展する可能性があり、政治的な負担が大きい。中国が、2003年に北朝鮮、ミャンマー、カンボジア、バングラデシュなどの周辺国への投資を2倍に増やしたのは、周辺地域を安定させる為の一環」と指摘した。

遼寧社会科学院のキム・チョル朝鮮半島研究センター秘書長は、2000年から続く金正日の訪中に対し、「金正日の改革開放に対する認識が、2000年以前とは確かに(肯定的に)変わった。しかし、現在の北朝鮮は改革・開放を選択する事が出来無い」と断言した。

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続いて「北朝鮮の改革開放は、内部の痛みを伴うだろう。内部の苦痛と外部の制裁が同時に起こるという事は、北朝鮮政権の危機を意味する」と説明した。