人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

14日、韓国迫ヲ協会が主催したグローバル経営学の招請セミナーで、世界的な交渉専門家ハーブ・コーヘンミシガン州立大教授が、南北首脳会談当時の南側の交渉戦略の問題点を指摘した。

コーヘン教授は1980年のロンドン駐在イラン大使館の人質事件を含めて、1985年にはベイルートのTWA旅客機ハイジャック事件などのテロ事件に関与するなど、アメリカFBIの世界的な交渉戦略家として有名である。

コーヘン教授は“北朝鮮など、旧ソ連方式の交渉術を使う相手と交渉する時は、彼らの戦術をよく理解しなければならない”と述べ、“韓国政府には北朝鮮との交渉であまりにも引きずられて行く側面があり、最近の南北首脳会談でも

盧武鉉大統領は北側に譲歩しすぎだった”と忠告した。

コーヘン教授は“ソ連の交渉術の特徴は、最初から非現実的な目標を提示して相手に衝撃を与え、敵対的な態度で一貫し、‘我々には権限がない’と言い張ること”と述べ、“しかし、この交渉態度は演出されたもので、彼らと交渉する時にはこうした点を熟知していなければならない”と説明した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

更に、“交渉で相手にあまりにも譲歩をすれば、損害を被ってしまう”と述べ、“韓国も北朝鮮と交渉する時、あまりにも親切にしてよくしてあげているのではないかと考えて見なければならない”と指摘した。

盧大統領は10月の首脳会談の訪朝の初日に、金泳南最高人民会議常任委員長に会い、用意した原稿を読む金委員長を見て絶望感を感じたと語った。翌日、金正日総書記と会談した後、金総書記を’対話できる人’と評価した。最近ではK-TVに出演して、金正日総書記は’自分が会ってみた、北朝鮮で一番柔軟な人’と語った。

当時、金泳南常任委員長と金正日総書記は、盧大統領に対し‘改革開放’という用語の使用に強い不快感を現わした。盧大統領は私たちが北側に思慮深く気配りすることができなかったと言い、今後政府は’改革開放’という用語を使わないことをほのめかした。
 
コーヘン教授は“北側はこれについてありがたがらず、今後の交渉で期待値だけ高まった”と述べ、“交渉で早々と譲歩することは相手から弱点と見なされるため、利得にならない”と付け加えた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

コーヘン教授は南北総理会談と関連し、“北朝鮮がかつて、交渉でどのような態度を見せたのかをまず分析して、多くの会談で約束したことを果して守ったのか検討して見なければならない”と述べ、“北側と交渉で楽観的な態度を維持しながらも、彼らが約束を履行することができるのか、検証を続けることができる方法が必要だ”と強調した。

一方、北側との交渉を成功に導くことができる方法について、“韓国政府には個別なてこが足りないようだ”と述べ、“北京オリンピックを控えて、周辺の情勢に格別の気を使う中国を積極的に利用することが役立つだろう”と語った。

また、政府の対北経済支援について、“金正日総書記は経済支援よりはヘネシーコニャックを好むようだ”と皮肉った。