盧武鉉大統領が13日、”北朝鮮の核問題は停戦体制に関係することであり、この2つは別々にできない問題”と言い、これらの問題を同時に議論しなければならないと明らかにした。
盧大統領はこの日午前、釜山のAPECハウスで開かれた’2007-釜山国際シンポジウム’の基調演説で、”一方(北朝鮮)は’先平和体制、後核廃棄’を主張して、他の一方(アメリカ)は’先核廃棄、後平和体制’を主張してきたが、このようにしていては問題を解決するのは困難”と語った。
盧大統領は”2つとも多くの時間がかかることなので、一方を先に終わらせて他の一方を始めるということは現実的に難しい”と言い、”手順にのっとり、争って対話を壊してはいけない。対話でなく、他の方法はない”と言った。
更に、”北朝鮮の核放棄の意思は確かだ”と述べ、”北朝鮮を戒めたり、屈服させようとしなかったら、対話による解決は可煤_”と主張した。
また盧大統領は2007南北首脳会談で、関連国家とともに終戦宣言について議論しようとしたことについて、”4者首脳宣言をしようという理由は、朝鮮半島の平和体制の形成をより確かな流れに固めて、北朝鮮がさっそく核廃棄を履行することができるようにしようというもの”と言い、”北朝鮮の核廃棄と平和協定を、遅れないように押し進めるためには、首脳宣言で決定的な道しるべを提示する必要がある”と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、”平和協定が締結された後に宣言することは、ただ乾杯しようという以外には何の意味もない”と述べ、”終戦宣言という名称をめぐり、平和協定の終わりにすることなので、協定以前にするのは正しくないという議論があるが、朝鮮半島での戦争の終息と平和構築のための首脳宣言ならば、その名称は問題にならないだろう”と付け加えた。
盧大統領は北東アジアの平和と繁栄について、”経済的、軍事的に圧倒的な力量を持った北東アジア3国が、和解と協力の秩序を形成するのに成功するまで、アセアンで韓・中・日のしのぎを削る争いは深まるはずで、これは結局、東アジア全体の不安要因になるだろう”と言い、”北東アジアの共同体を前提にせずに、東アジアの共同体を語ることはむなしい”と語った。
盧大統領は日本と中国が軍備競争関係を解消することを促し、その方法として、北朝鮮の核問題の解決のための’6カ国協議体制’を活用する方案を提示した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、”東アジア共同体が成功するには、北東アジアの共同体が先に成功するか、少なくとも並行して推進されなければならず、それが東アジア全体の繁栄と結束に寄与する道になるだろう”と語った。
更に、”アメリカも北東アジア時代の除くことができない当事者”と述べ、”特に、北東アジア地域の平和国「を作るのに核心的な役割を果たす可能性があり、今後6カ国協議が成功すれば、アメリカは東北アジアを平和と繁栄の共同体にするのに、大きく寄与するだろう”と付け加えた。