パク・セイル先進統一連合常任議長(以下議長)は、1990年代以降グローバル化、先進化が韓国の主要課題であった。同議長は今後の課題は統一であり、先進化も統一によって達成することができるという。 今月12日、統一がなぜ韓国にとって画期的なチャンスになるかを尋ねた。
朴議長は、統一は大韓民国が先進国に跳躍できるチャンスであると主張した。大韓民国の先進化は、統一を通じて跳躍にチャンスを迎えると述べた。
「統一が短期的にはマイナスになりうるが、統一は祝福である。統一によって北の地下資源、市場、若い人材と韓国の資本と技術が出会えば、経済に相乗効果が発生するだろう」と予想。
引き続き「統一で北朝鮮は年平均15〜20%、韓国も10%程度の経済発展を遂げるだろう。これは朝鮮半島の第2の跳躍であり、韓国の景気低迷、失業問題、二極化など、全ての問題を一挙に解決し先進国の仲間入りを果たすだろう」と付け加えた。
今後の先進化統一戦略と関連し、韓国内部の左右の理念対立を克服し、周辺国家への説得外交が先行されなければならないと述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「従北左派勢力の中で北朝鮮と直間接的に関連のある人は多くないと思う。感情的に北朝鮮に追従する人々は、教育と情報を提供する事で説得しなければならない」と話した。
続いて「従北が信念化した勢力は説得が難しく、南北の統一だけが解決策である。統一によって何が真実であるかが明らかになるだろう。盲目的な従北勢力の目を覚ますだろう」と付け加えた。
統一に向けた4強外交戦略に対し「米日露などに朝鮮半島の統一が利益になると説得を行う必要がある。特に、中国に統一が朝鮮半島の発展と繁栄のカギであるという点を積極的に知らせなければならない」と述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面続いて「中国に大国とした責任ある行動を要求し、朝鮮半島の対立が中国の辺境を不安にさせて、中国の発展に役に立たないということを認識させなければならない」と説明した。
「中国は国内問題の影響もあり、朝鮮半島の安定を望んでいる。東北3省の貧困は北朝鮮が原因でもある。統一が中国に発展のチャンスを与えると認識させなければならない」と強調した。
また「統一が中国を平和勢力に変えるだろう。統一が北東アジアの平和のカギであり、米国や世界の利益に合致するだけでなく、核問題の解決に繋がると説得しなければならない」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「統一朝鮮半島に日本の資本と技術が入れば、経済的に再跳躍する機会になるだろう。ロシアも極東地域のバックアップを受けるだろう。極東地域の発展は朝鮮半島の統一が必ず必要である」と説明した。
引き続き「朝鮮半島の分断が周辺国家にとっては、非常に不幸なことである。統一は朝鮮半島だけの問題ではなく、アジアひいては世界の未来がかかっている問題だ」と付け加えた。
北朝鮮政権と住民を対象とした統一準備と関連して「北朝鮮内部に先進的な統一勢力を育成する必要がある。住民にこれが彼らが生存する方法であり、民族と繁栄へのカギであると認識させる必要がある」と主張した。
「統一の過程で少数の核心人物以外の幹部の過去を問責せず、先進統一に参加させる事が必要だ。誤った指導者と制度によって犠牲になったと言っても過言ではなく、掘り起こす必要が全くない」と述べた。
「世界の情報を北朝鮮住民に正確に知らせなければならない。情報が流入しなければ、適切な判断を下すことは難しい。南北の指導者の対話も住民が世界の情報を知るきっかけになる必要があり、北の同胞に情報を伝えなかったり、現在の統治を持続させる対話は望ましくない」と指摘した。
朴議長は、時代の流れに逆行している北朝鮮体制の特性上、3代世襲は失敗すると予想した。
「東欧や中国までも変化を求め先進化を行っているが、それを拒否している。北朝鮮は体制の障害となる20万人を収容所に閉じこめて、やっとの思いで国を運営している。米国、中国の専門家も北の体制は厳しいと話している」と話した。
「3代世襲は失敗すると思う。どの様な過程を経て失敗するのかという事だけが残っている。時代に応じて変化しなければ消滅するということは、北朝鮮も例外ではない」と強調した。