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北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、金日成主席は「傑出した思想家・理論家」であると賞賛する記事を配信した。

北朝鮮の正史は、金日成氏は18歳だった1930年の6月30日から7月2日にかけて、中国吉林省長春県の卡倫で行われた会議で、「朝鮮革命の進路」という報告を行ったとしている。記事は、報告から91周年を迎えて金日成氏の権威を高める意図があるようだ。

記事は、金日成氏が18歳でチュチェ(主体)思想を創始したとしながら、「主席は、早くも革命闘争の壮途についた初期から民族の運命を救い、民族解放闘争を勝利へと導くためには新しい指導思想がなければならないということを痛感し、新しい道を探究した」と述べた。

また、「朝鮮革命の進路」は、「革命と建設の主人は人民大衆であり、革命と建設を促す力も人民大衆にあるというチュチェ思想の創始を宣布した偉大な宣言であった」と賞賛した。

そのうえで、「朝鮮人民は、主席が創始したチュチェ思想の旗印に従って1945年8月15日、祖国解放の歴史的偉業を成し遂げたし、長々70余年の歴史に世人を驚嘆させる奇跡的な勝利を刻み付けながら革命と建設を力強く前進させてきた」と強調した。