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同通信の報道全文は次の通り。

人類共同の富である保護動物を絶滅させる厚顔無恥な妄動 朝鮮中央通信社論評

【平壌6月30日発朝鮮中央通信】先日、日本の山口県の下関港で商業用の捕鯨船が出港した。

同船舶は、広島県因島港で発つ加工母船と共に、11月中旬まで太平洋で鯨狩りを繰り広げると言う。

日本が漁船を捕鯨に駆り出しているニュースは、去る4月にもメディアを通じて公開されたことがある。

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国際社会の強力な反対にもかかわらず、商業用捕鯨船を出港させた日本の行為は、自分の利益のためなら、人類共同の富である保護動物を絶滅させることもためらわない日本特有の厚顔無恥な行為として、同国の強盗さながらの本性を再び如実に実証している。

周知のように、国際捕鯨委員会は絶滅危機に瀕した鯨資源を保護するために、1986年に商業目的の捕鯨を禁止した。

しかし、日本は国際捕鯨委員会の決定を順守する代わりに、本機構が科学研究のために数頭の鯨を獲ることを許した隙を悪用して「科学的調査と研究」の看板の下で毎年、平均850頭の鯨を獲った。

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2014年3月、国際司法裁判所が日本の「調査用」捕鯨を商業目的を追求する違法行為に規定し、直ちに中止することに関する判決を下したのをはじめ、国際社会が排撃したが、日本はいっそう破廉恥に振る舞い、鯨狩りを拡大した。

形式上にでもかぶっていた「調査と研究」の外皮まで脱ぎ捨て、捕鯨を合法的に繰り広げる心積もりの下、国際捕鯨委員会から脱退する行為もためらわなかった。

商業目的の捕鯨を正式に再開した日本は、自分らの無差別的な鯨狩りを「伝統的な文化」としてまで正当化し、鯨資源を保護するための国際社会の努力に正面切って挑戦している。

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世界には国も多く、国ごとに自己の固有な文化と伝統を有しているが、人類に害を及ぼす犯罪を文化として公然と働く国は唯一、日本だけである。

20世紀に人類に多大な不幸と苦痛を浴せかけた「大東亜戦争」を「正義の戦争」にまで描写するのを見ると、世人の反対にもかかわらずやっきになって捕鯨に執着することぐらいは何でもないであろう。

鯨資源が枯渇されようと、生態環境が破壊されようと、ただ自分の利益をむさぼることにだけ汲汲とする日本こそ、人類に糾弾されて当然な野蛮国であり、目前のみみっちい利益のためなら何もためらわない危険な国である。

日本は、自分らの鯨狩りがもたらす破局的結果をはっきり知り、人類の生の基盤を破壊する行為を直ちにやめるべきである。---