中国の代表的な北朝鮮専門家の共産党中央党の張?瑰教授は、北方限界線(NLL)付近への北朝鮮の砲撃は、米韓合同軍事訓練の対応措置であると分析した。
張教授は11日、中国广播网とのインタビューで、「韓国と米国が今回の軍事訓練を取り消す可能性は低い」と指摘した。
この他にも、北朝鮮の対米圧迫メッセージである可能性があると予想した。
「北朝鮮は(米朝対話で)6カ国協議に復帰すると述べているが、米国は核放棄が行われるまで交渉を行わない立場を固守している。北朝鮮は砲撃を行う事で、米国に対し朝鮮半島情勢が悪化しているとアピールしている」と分析した。
しかし「韓国は国防長官の交代後も軍の対応が依然として高く、北朝鮮が過激な行為を行う可能性は低い。韓国と軍事衝突が発生した場合には、厳しい局面を迎える事を知っているだろう」と指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮の挑発に対する韓国の対応が迅速になったという評価も出された。
中国国際問題研究所研の杨希雨究員は、「韓国国防部は、昨年の延坪島事件以後、前方部隊に新たな指示を下した。北朝鮮の軍事行動や軍事挑発がある場合には、まず対応し、その後に報告を行う様に指示し、これまでの先報告、後施行とは対照的な手順」と述べた。
中国国営の人民網は10日、今回の砲撃について「今回の事件は、延坪島砲撃と類似しており、北朝鮮の八つ当たりだ」と評価した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面八つ当たりの内容について「北朝鮮は、米韓に合同軍事演習をしないように督促したが、回答を得られなかった。今後行われる6カ国協議の基盤を作るための態度の表明である。下手に出たが相手にされず、強気な対応を行った」と主張した。
その一方で、砲撃については「これは6カ国協議にとって不利な内容だ。関係国は、東アジアの局面を理性で制御し、その制御性を失わないようにしなければならない」とコメントした。