韓国統一部の公式サイトが、国会外交通商統一委員会に所属する議員補佐官のEメールを通じて侵入した第3国のハッカーによるサイバー攻撃を受けた。
統一部関係者は9日、「外交通商委に所属する補佐官のEメールが、悪意のあるプログラムを通じて8日にハッキングされたが、被害はなかった。国家情報院から事実を通知され、該当補佐官のEメールの暗証番号やIDを変えるよう要請した」と明らかにした。
同関係者によると、「統一部だけでなく政府機関に対するハッキングは、日常的であり常に備えている。昨年には、サイバー安全センターも設立した」と付け加えた。
補佐官に送られてきたEメールは、研究結果としてホームページ等で既に公開された資料だという。ハッカーは中国のIPを経由しており、国家情報院が8日にハッキングされていることを統一部に知らせた。
政府機関に対するサイバー攻撃は、2004年から2010年の間で約4万8000件が発生していると集計されている。