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ラジオ・フリー・アジア(RFA)は19日、北朝鮮政権は、拡大している市場経済に便乗しているという研究者の主張を紹介した。

同日開催された『北朝鮮市場化関連討論会』(米国平和研究所(USIP)主催)で、パク・ヒョンジュン統一研究院専任研究委員は、「北朝鮮政権は、市場独占権を権力機関に配分しながら市場の主要な参加者であり市場から恩恵を受けている」と明らかにした。

「税金徴収体系と中央統制経済体制が崩壊している今の状況で、政権維持のために権力機関が金を儲けるようにし、この金を政権に献上することが解決策となった」と説明した。

同研究員は、「中国の経済スローガンは、『全員を金持ちにしよう』だったが、北朝鮮は『まずは、政権に忠誠をつくす集団と権力機関を金持ちにしよう』だ。政権に有害な副作用を管理するために、定期的に各種の規制を通じて市場に直接介入している」とのことだ。

本紙、デイリーNKのパク・インホ代表は、「金正日政権が、市場拡大現象を防ぐのは事実上不可能と言っていい。したがって統制可能な範囲で市場化が進行されるように様子を見ている」と北朝鮮政権が陥っている『市場経済のジレンマ』を指摘した。