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今月23日にインドネシアのバリでアセアン地域安保フォーラム(ARF)外相会議が開催される予定。この席で、南北関係と北朝鮮の核問題と関して対話の糸口が作られるとの見方が提起されている。

ARFは、23ヶ国が加盟しており、多国間の安保に関する対話の場という性格もあり、東南アジア諸国連合(ASEAN)の10ヶ国と6ヶ国協議国がすべて参加している。毎年、北朝鮮の核問題などの朝鮮半島問題が扱われ、南北間外交のつばぜり合いの場にもなっている。

韓国政府は、6カ国協議再開の第1段階である南北非核化交渉の場に、北を誘い込むためにも、今回の会議を利用する計画だ。

会議には、韓国からはキム・ソンファン外交長官、北朝鮮からはパク・ウイチュン外相をはじめ、6カ国協議参加国の外相が参加する予定。韓国政府は、様々な形での2国間、及び多国間会合を通じ、北朝鮮が対話をしやすい雰囲気を造成すると予想される。

政府当局者は18日、「南北は、双方とも衝突を自制する姿で望み、北朝鮮が南北非核化交渉の場に出やすい雰囲気を作り出すだろう」と明らかにした。

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最近になって、李明博大統領は「昨年は、天安艦・延坪島事態で不安な情勢が造成されたが、我々はそこに留まる事は出来ない」とし、積極的な南北関係改善の意志を表明し、これを具体化させる方向だ。

昨年7月にベトナム・ハノイで開かれたARFでは、天安艦事件に対する北朝鮮の責任を明示する問題をめぐり、南北が熾烈な外交戦を展開したが、その時とは全く違う雰囲気だといえる。

韓国政府は、今年上半期に対話再開の流れを作るために、水面下の接触などを進めていたが、むしろ北朝鮮の秘密接触の迄Iなどで頓挫している。

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韓国が、柔軟姿勢を取ることを明らかにしていることから、今回のARF会議の結果は、北朝鮮にかかっているとも言える。

キム外交長官は、先月末の定例ブリーフィングで、「(北のパク外相と)会わない理由はない。如何なるルートや提案の順番に関係無く、会う準備は出来ている」と明らかにした。

一方、北朝鮮からすれば、今月初めにも「李明博輩党糾弾平壌10万郡民大会」を開くなど、住民を対象に対南誹謗を持続していることから、攻撃的な雰囲気を一挙に変えることは難しいとの見方もある。