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米AP通信が18日、同社が2日前に送稿した北朝鮮の大同江沿いの浸水被害の写真が、デジタル技術で捏造された疑いがあるとし、顧客に削除を要請した。

捏造の疑いが持たれている写真は、北朝鮮の朝鮮中央通信が15日に撮影し、16日に契約関係にあるAPなどに送信したもの。AP通信の主張どおり写真が捏造されたとすれば、北朝鮮が国際社会から支援を受けるために水害を誇張した可能性がある。

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朝鮮中央通信がAP通信に配信した写真。APは、赤丸の部分の衣服に汚れが見られず不自然だとして、顧客に写真の削除を要請した。

この写真は、大雨で大同江の周辺の道路が完全に浸水した状況で、この中を住民7人が歩いているもの。浸水は大人の膝上にまで達している。

しかし、AP通信はこの日、顧客向けに公示した「PHOTO KILL(写真を削除する)」という文で、この写真について「AP通信の編集者は、フォトショップで処理されたと疑っている」とし、削除を要請した。

AP通信は、写真が細工された根拠として、浸水した道路を歩行している住民の足の部分が汚れておらず、ズボンに泥水が飛び散った形跡がないという点を提示した。

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通信はまた、朝鮮中央通信のこのような操作疑惑は今回が初めてではなく、2008年に金正日氏の写真を細工した疑惑があったと伝えた。

一方、北朝鮮では、梅雨前線の影響から大同江一帯に多くの雨が降り、洪水が発生する危険性があると報道している。

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