7・1措置により、大学は運営資金や中世の外貨資金を自力で調達することを迫られたため、「薬草休み」という名目で学生を休暇を与え、薬草を採取させるようになった。これが、学生のみならずその家族にも重い負担となっている。
咸鏡北道出身の脱北者によると、清津市内のほとんどの大学で薬草休みがあったが、山奥に親戚がいる学生に金を渡して薬草を摘んでもらうという。それができない学生は、自ら山ごもりして薬草摘みを行なう。
両江道出身の脱北者によると、カネで薬草を買えない人は、山奥に入って薬草を摘むが、ノルマが加重なため、家族総出でやる場合もある。
黄海道(ファンヘド)で大学に通っていた脱北者のキム・ソンヒさんによると、ほとんどの大学で薬草休みがあるが、医療系の大学ではノルマが厳しく、教授のノルマはすべて学生が負わされる。もし期間中にノルマが達成できなければ、夏休み返上で薬草を摘むハメになるという。