外交通商部のソン・ミンスン長官が、北朝鮮が核兵器の放棄に関する合意に忠実になるためには、韓国とアメリカが北朝鮮に対する圧力を続けなければならないと明らかにした。
アメリカを訪問中のソン長官が5日(現地時間)、ロイター通信とのインタビューで、”現在、核の拡散は実質的に後戻り困難な過程に進入している”と明らかにした。
ソン長官は”交渉を通じて核プログラムを廃棄することが、北朝鮮にとってよいという事実を、北朝鮮に理解させる作業が共同で必要だ”と述べ、”外交的圧力はこうした必要性に合致するだろう”と語った。
同時に、この日ハーバード大のケネディスクール主催のフォーラムで、”韓米同盟は未来に対する共同のビジョンを持ち、躍動的に発展している”と評価した。
更に、”韓米同盟が今や非核化と平和体制への転換、北東アジアの安定、均衡者としてのアメリカの役割の確保、主要な地域的、汎世界的な問題に対する協力の追求などに、目標とビジョンを拡大している”と述べ、”北東アジアの安保において、韓国の役目は機械装置のベアリング(ball-baring)のようだ”と語った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、”地理的な位置と過去の歴史など、歴史的負担から自由な立場と戦略的理解などを考慮した時、韓国とアメリカがそうした役割に一番相応しい”と付け加えた。
ソン長官は韓米同盟のビジョンについて、”北朝鮮の核問題の解決、朝鮮半島の平和体制の構築、北東アジア多者安保対話のスタートなど、3つのトラックでの成果を同心円的に見定め、北東アジアの平和と安定を維持する役目を続ける”と強調した。
更に、”北朝鮮の非核化が進展すれば、米朝関係の正常化の進展とともに、南北関係も深化、拡大するだろう”と言い、”‘非核化’と’米朝関係’及び’南北関係’の進展が相互に先循環的に作用して、朝鮮半島の平和体制の構築や北東アジアの多者安保協力の対話の創出に寄与するだろう”と予測した。