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北朝鮮の小学校、初・中級中学校(中学、高校)、大校では今月1日から学期末試験が行われた。通常、12月に行われるものだが、新型コロナウイルス対策の休校により授業の進行が遅れたためだ。

コロナ対策を行いつつの試験となるため、期間が小中高は7日間から10日間に、大学は10日間から13日間へと延長を余儀なくされた。

(参考記事:北朝鮮の新学期開始が10日間延期に

ところが、試験開始を前にした先月29日、両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)と三池淵(サムジヨン)で、封鎖令(ロックダウン)が下された。また、西隣の慈江道(チャガンド)の慈城(チャソン)と満浦(マンポ)では、試験開始後の今月3日から封鎖令が下された。一切の外出が禁じられて登校も中止となり、試験は自宅で受けることとなった。

(参考記事:北朝鮮のコロナ対策の移動制限、撤廃されるもわずか9日で復活

慈江道のデイリーNK内部情報筋が説明した、自宅で試験を受ける方式とは次のようなものだ。

まず、教師が試験用紙を持って生徒の家を訪れる。生徒に試験用紙を手渡すと試験開始。教師は、生徒と向かい合って座り、試験の監督を行う。こんなやり方で、当初予定の10日から13日で試験をすべて終えるのは不可能だろう。

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それよりも問題は、このやり方が不正行為の温床となっていることだ。

「大学教授が『答えを教えるからカネを払え』と要求する形でカネ儲けをしている」(両江道の内部情報筋)

すべての回答を教える場合は100ドル(約1万500円)、7割なら70ドル(約7400円)というのが相場だそうだ。国内での外貨使用禁止令が下されたことから、リスクを避けるために北朝鮮ウォンに換算して支払う。

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小中高生とは異なり、大学生の場合は成績が悪ければ落第の可能性がある。中でも専攻の必修科目の成績が悪ければ、卒業後の職場の配属、昇進などにも悪影響を及ぼしかねない。大学教授は、そんな学生の弱点を利用して、カネ儲けをしているということだ。

最近、金日成総合大学、平壌医科大学、各地の第1中学校(エリート校)での不正行為が次々に摘発されているが、家でやればバレるリスクも抑えられる。

教授にワイロを掴ませるだけの経済的余裕のない学生と親は、自分だけが不利益を被るのではないかと怯えつつ、もどかしい思いをしているということだ。

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(参考記事:北朝鮮の「汚受験」が生んだ性犯罪地獄の犠牲者

北朝鮮の新学期は4月からだが、今年もしばらくは休校が続き、学校の再開は国際機関を通じてワクチンの提供を受け、接種を済ませて状況をしばらく見てからになるだろうと情報筋は見ている。

ただ、北朝鮮に提供される予定のワクチンは99万6000人分。この調子では、当面学校が再開されることはなさそうだ。

(参考記事:北朝鮮、援助のワクチンで体制宣伝の可能性「元帥様のおかげ」

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