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昨年9月の党代表者会を通じて後継者・金正恩が登場して以降、北朝鮮内で体制批判のビラが相次いで発見されている。

特に『革命の首都』である平壌の公の場所で、反体制活動が捉えられていることから、民心の離反現象が危険水位に近づいているのではとの見方もある。先週、平壌の鉄道大学の壁に金正日を実名で批判する落書きが発見された。2月には、平壌万景台の金日成の生家の門が壊されるという事件も起こった。

デイリーNKは3月に、『脳卒中と後遺症で、余命があまりない老いぼれ金正日が、27才の三男坊、金正恩に権力を渡そうとあがいている』との内容が含まれた、体制批判の印刷物とDVDを入手し、報道した。

昨年6月、恵山(ヘサン)で撒かれたこの印刷物は、「経歴もない金正恩は、金慶喜、張成沢、崔龍海などの側近を通じて、この国を統治しようとする。人民よ! 無能な世間知らずに、これ以上国と人民の運命を任せることはできない」と書かれ、北朝鮮住民の反体制意識を高める内容だ。

2月には、北朝鮮住民が体制を非難する動画を入手し報道した。合計4分22秒の動画には、ある住民が、北朝鮮の党幹部だけに配布される金正日と金正淑の写真を燃やし、紙に金正日を非難する落書きを書いている。

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昨年11月、朝日新聞は「平壌工場の壁に『三匹の熊が現れた。あなたが太れば、私たちは痩せる」との落書きが書かれた」と報道した。

同新聞は、「ビラの様子から、外国からの対北宣伝ではなく、北朝鮮内部の不満分子による行為である可能性が高い」と分析した。

党代表者会直後の昨年10月、清津市(チョンジンシ)、水南(スナム)区域では『子豚も親豚も全部食べてしまおう』という落書きが発見され、大騒動になったとの報道もあった。

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今後、北朝鮮住民の体制への不満が、どのような形で出てくるのか注目だ。