韓国の文在寅大統領は18日、青瓦台(大統領府)で年頭の記者会見を開き、北朝鮮の金正恩総書記の訪韓について「いつか行われることを期待している」としながらも、「(韓国)訪問が先に行われるべきだと固執する必要はない」として、「いつ、どこでも金委員長(総書記)に会う用意がある」と語った。
韓国と北朝鮮は2018年9月の首脳会談で、金正恩氏が「近い日時」にソウルを訪問することで合意したが、今なお果たされていない。
文在寅氏は会見で「金委員長の平和に対する意志、対話に対する意志、非核化に対する意志は明確にあると思う」と強調。また、「北が求めているのは、米国から確実に体制の安全を保証され、北と米国の関係が正常化しなければならないということ」であるとの認識を示した。