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米下院に‘脱北者北送中断決議案’を発議したエド・ロイス(共和党.カリフォルニア州)議員が、最近中国公安に逮捕された脱北者イ・サンヒョク氏の救命を訴える手紙を、駐米中国大使館に送った。

ロイス議員は10月31日、周文重駐米中国大使に宛てた手紙で、”イ・サンヒョク氏の身の上についての情報に詳しく言及し、イ氏と、一緒に逮捕された仲間を北朝鮮に送還することは、彼らが苛酷な監禁または甚だしくは死の可能性もある”と憂慮したと、自由北朝鮮放送が1日伝えた。

放送はロイス議員が”中国政府は1951年に制定された国連協定で合意された難民の地位及び、1967の議定書に明示されている中国政府の義務を考慮しなければならない”と強調したと明らかにした。

デイリーNKは先月24日に、政治犯イ・サンヒョク氏が中国の延吉市で公安によって検挙されたという消息を初めて報道した。その後、’北朝鮮民主化委員会’(委員長黄長ヨプ)などの北朝鮮人権団体が声明を発表するなど、イ氏の救命運動が活発に行われている。


[次は手紙の全文(韓国語は自由北朝鮮放送の翻訳)]

周文重駐米中国大使

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私がこの手紙を差し上げる理由は、中国政府によって収監されたイ・サンヒョク氏と、身元が確認されていないもう1人の脱北者の2人の安全への私の関心をお伝えするためです。

私が聞いたところによると、この2人は2007年10月24日に吉林省の延吉市で中国国境地域の公安によって逮捕されました。消息によれば、北朝鮮の保衛部の役人たちが、以前押収したイ・サンヒョク氏の電話帳を中国公安側に渡し、イ氏が拘束されたといわれています。イ・サンヒョク氏は韓国の親戚に携帯電話で電話をかけた罪で、北朝鮮で収監されていましたが、豆満江を渡って中国に脱北したと聞いています。

大使、イ・サンヒョク氏とその仲間を北朝鮮に送還したら、それは彼らが苛酷な監禁または、甚だしくは死に直面する可能性もあるということを意味します。彼らの運命をかんがみ、中国政府が1951年に制定された国連協定で合意された難民の地位及び、1967議定書に明示されている中国政府の義務を考慮してくださることをお願い致します。

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彼らを含む、中国の多くの脱北者に対する私の心配は、私だけではなく、他の多くの下院議員が共感しているものです。既にご存知のことと思いますが、昨日米下院では、私の名義で作成された脱北者強制送還の中止を促す234決議案を満場一致で通過させました。

イ・サンヒョク氏と、まだ身元が明かされていない仲間に対して、今直ちに、大使があらゆる関心を集めてくださるようお願いします。彼らに関するどんな情報でも提供してくださったら本当に有り難く思います。

心より、
エド・ロイス