国連事務総長の再任を果たした潘基文・事務総長が、北朝鮮で最悪のシナリオが発生する場合は、これに対処できる能力を持っているという評価が提起された。
戦略国際問題研究所(CSIS)のルンド局長は23日、研究所のホームページに「北朝鮮の権力世襲や人道危機が発生した場合、一部の韓国の専門家が予測している通りに、潘事務総長は朝鮮半島と国境地帯で発生し得る最悪のシナリオを処理する能力を備えている」と評価した。
ルンド局長は、潘事務総長の韓国での外交通商部長官の経験などを取り上げながら、「不確実な朝鮮半島問題や、いわゆるアラブの春のような困難な問題を扱う独特な資質を持っている。米国が特に好むタイプの国連事務総長」と説明した。
一方、潘事務総長は22日に再選が確定した後、国連の韓国代封能で特派員懇談会を開き、南北関係の改善について「特に、非核化問題は6カ国協議を通じて解決しなければならない。6カ国協議の当事国と着実に対話し、協力する」と述べた。
また、「北朝鮮当局は私の訪問を歓迎しており、適切な時期と懸案の解決への期待を見守りながら判断する」とし、訪朝の可能性を示唆した。