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米共和党のクリス・スミス下院議員は11日(現地時間)、韓国国会で北朝鮮に向けたビラ散布を禁止する法案が可決される見込みとなったことを受けて声明を発表し、「民主主義の原則と人権に反する愚かな立法」と批判した。スミス氏は議会内の人権機関「トム・ラントス人権委員会」で共同委員長を務める。

法案は軍事境界線一帯でビラを散布するなど南北合意書に違反する行為を行った場合、3年以下の懲役または3000万ウォン(約280万円)以下の罰金に処することができると定めたもの。保守系野党は反対しているが、与党・共に民主党が14日にも単独可決する見込み。

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スミス氏は声明で、「表面的には活気に満ちた民主主義国家が、世界で最も残忍な共産主義統治下で苦しむ北朝鮮国民を支援する行為を犯罪とする立法を進めていることを懸念する」と表明。また、「法案が成立すれば、米国務省が発表する『人権報告書』はもとより『世界の信教の自由に関する報告書』において、韓国に対して民主主義的価値の守護に関して再考するよう要請する」と予告した。