北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は9日、新型コロナウイルスに対する防疫活動の強化を呼びかける署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論説は「防疫陣地に破裂の穴が生じれば、これまでの全ての苦労と努力が一時に水泡に帰し、国家の安全と人民の安泰を危険極まりない状態に陥れるような取り返しのつかない結果を招きかねない」と強調した。
(参考記事:「現場を見た人々は失神した」金正恩、北部国境で軍人虐殺との情報)
また、新型コロナウイルスは冬場にさらに流行が広がるのはないかと懸念されていることから、「冬季はわれわれにとって一つの大きな挑戦であり、これは非常防疫活動の緊張度をより高めることを求めている」と警戒を呼びかけた。
そのうえで、「国の防疫戦線をうち固めていくことによって、人民の安泰と祖国の安全を守り、朝鮮労働党第8回大会を堂々と迎えるべきであろう」と主張した。