最近、中朝経済協力特区の開発着工式が開かれたが、新義州市の黄金坪で住民の移住作業が急速に行われている事がわかった。
北朝鮮新義州市の内部消息筋は13日、「黄金坪・威化島特区着工式直後の10日から農民を龍川郡の協同農場に移動させ始めた。彼らは龍川郡、塩州郡一帯の農村に配置された」と伝えてきた。
消息筋によると、住民移住作業は2回に分けて推進されるという。黄金坪を完全に閉鎖した状態で開発を行う意図があると思われる。
現在、黄金坪には百数署「帯が居住していると推定されるが、大半の住民は、今年の収穫のために11月末までは残ることになる。現在、田植えが行われた状態だ。
1次移住対象住民は、来月末までに荷物を整理しなければならない。また、黄金坪の協同農場が平安北道党委員会の幹部や近隣地域の国境警備隊の食料供給源であることから今年秋の収穫まで農業を維持することを決定したと伝えられている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面秋の収穫後、住民の移住が完了した後に、平壌と新義州から選ばれた労働者が黄金坪入りすると見られる。
消息筋は「黄金坪・威化島特区事業の総責任者に張成沢・党行政部長が内定した。住民を移住させた後、平壌と新義州から選ばれた労働者が作業をする予定」と述べた。張成沢は開発責任者として、着工式に出席したと伝えられていた。
「2012年強盛大国建設」の分岐点となる黄金坪・威化島事業の開発事業責任者に張成沢が任命された事で、金正恩権力世襲告}における張成沢の存在感が改めて伺い知れる。また、リ・ヨンス合弁投資委員長は、中国側のパートナーを相手にする行政の責任職を引き受けると見られる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面消息筋は「新義州や平壌の幹部も黄金坪・威化島に派遣されるため、幹部が張成沢に近づいているとの噂が広まっている」と述べた。
「現在、幹部を対象に『特区から流入する黄色の風(黄金坪開発)に、徹底的に備えなければならない』という講演が行われている。新義州だけでなく、平壌でも多くの人々が、今回の経済特区が国民生活の改善に繋がるだろう期待感を持っている」と付け加えた。