統一部は、9日、北朝鮮側が南北秘密接触の録音ファイルを公開するとした点について、「北朝鮮の一方的な主張は事実ではなく、わざわざ対応することはない」と明らかにした。
統一部当局者は、記者に向け「南北非公開接触の内容と性格については、先日の統一部報道官論評と、その後の統一部長官と総理大臣の国会答弁で明らかにしている」と述べた。
録音ファイルの存在については、「統一部長官が今月2日の国会答弁の過程で明らかにしたが、我々にはファイルは無い。北朝鮮が主張するように記録が存在するなら、この様に事実を歪曲せずに、すべて内容を明らかにするべきであるというのが、韓国政府の立場」と述べた。
韓国側が渡したという賄賂について、「既に長官が国会の答弁で、事実ではないと明らかに明らかにしている。存在しない」と述べた。
録音ファイルの公開の脅迫について、「非公開接触の公開は、南北会談史上で初めてのこと。政策決定や協議の過程における北朝鮮の内部事情が複雑であると、推定される。韓国内の葛藤を誘導し、韓国政府を困難に陥れる事で不信感を助長しようとする意図が(朝鮮中央通信報道)多分に見受けられる」と指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北は、南北秘密接触に参加した国防委員会政策局代表が、韓国が秘密接触の真実隠蔽し続ける場合、録音ファイルを開示すると脅迫している。
政策局代表は、この日、朝鮮中央通信の記者との問答で、「(キム・テヒョ、キム・チョンシク、ホン・チャンファ)全員が最後まで真実の公開を拒否し、同族への欺瞞と謀略捏造にしがみつくなら、私たちは致し方なく接触の全過程の録音記録を天下に公開せざるを得なくなるだろう」と述べた。