ゲイツ米国防長官は4日、「米国は北朝鮮の政権交代に関心がなく、北朝鮮を不安定にする事にも関心がない」と明らかにした。

米国防総省が5日に公開した録音記録によると、同国防長官はシンガポールで開かれたアジア安保会議の中で北朝鮮に関する質問に対してこのように述べたという。

同長官は「北朝鮮が国際ルールに従う様に、6カ国協議の関連国が動く事を期待する。我々の懸念の一つは、新たな挑発が起きれば、予測不可能な圧力が高まる危険がある。そのようなことが起きないように、私たちがもっと真剣に取り組む必要がある」と述べた。

「長距離ミサイル開発、潜在的な移動式大陸間弾道ミサイル（ICBM）の開発の可能性、核兵器開発によって北朝鮮は、米国の直接的な脅威となる過程にある」と強調した。

続いて、昨年の北朝鮮の武力挑発に言及し、「後継世襲と連携した挑発でないことを期待する」と付け加えた。

北朝鮮の挑発によって、韓国の世論が厳しい目を向けているとしながら、「これらの脅威は、北朝鮮の挑発と関連して、さらに大きなリスクを生んでいる」と指摘した。