北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は16日、2020年1月に開催が予定されている労働党第8回大会に向けた「80日間戦闘」の意義をアピールする社説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
同党は10月6日に行われた政治局会議で、全党、全国、全民が「80日戦闘」を繰り広げることを提唱した。党創立75周年の10月10日には、閲兵式(軍事パレード)が行われ、その後も各種イベントを通じて結束が強調されたが、80日間戦闘を強調することによっていっそうの内部統制を図る狙いがあるようだ。
社説は、「『80日間戦闘』の主たる闘争目標は、優先的に国家非常防疫活動をより強化して防疫戦線を鉄桶のように堅持し、自然災害復旧作業を年末まで必ず完了し、今年の農業を立派に締めくくり、来年の営農準備に力量を集中し、今年に計画された国家的な重要建設と国家経済発展5カ年戦略の遂行を年末まで最大限促すことである」としながら、新型コロナウィルス対策の重要性を強調した。
そのうえで、「こぞって最高指導者金正恩党委員長の周りに一枚岩的に団結して朝鮮革命の新たな高揚期、激変期を開いていくための忠誠の『80日間戦闘』で栄誉ある勝利者になろう」とアピールした。