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米国のロバート・キング北朝鮮人権特使は、北朝鮮に食糧支援に関して軍に転用が不可能な食糧支援を行うと2日(現地時間)、明らかにした。

同特使は、同日、下院外交委員会の聴聞会に出席し、「(北朝鮮)食料は、軍が必要としない物資を与える。例えば、米を提供するつもりはない。栄養プログラムに焦点を当てる予定で、転用不可能な食料を提供する」と付け加えた。

また、食料が配分されている地域にモニター要員を配置するとし、「一度に大量の物資を支援するのではなく、ゆっくりと行う。担当者は韓国語が可能な要員が配置される」と明らかにした。

しかし、まだ北朝鮮への食糧支援をするかは決定していない状態だとし、「(北朝鮮への食糧支援)決定する過程で最も重要な要素は、実際に(支援が)必要かどうかであり、政治的判断はしないだろう」と言った。

また、北朝鮮は2009年3月に食糧支援を突然拒否し滞在していた人道支援要員を追放したが、北朝鮮に残されたままの米国の支援食糧2万tの問題の明確な解決が必要だと述べた。

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また「韓国政府と北朝鮮への食糧支援問題について議論してきた。韓国は我々が食糧支援をしないことを望んでいるが、同時に韓国の非政府組織(NGO)の食糧支援は許可している」と説明した。

一方、北朝鮮の人権問題と関連し「訪朝の際、金桂冠・外務省第1外務次官が私の役職(北朝鮮人権特使)が問題になると述べ、これをきっかけに、20分に渡って人権問題について意見を交換した。結論は、北朝鮮が人権について話し合う意思があるということで、キム次官は人権問題の議論のために私を再び平壌に招待した」と話した。

「今回の訪朝は、米国の北朝鮮人権特使の訪朝が初めて許可されたケースであり、私たちが北朝鮮の人権が改善される方策を、北朝鮮と直接対話ができるようになった最初のケ ース」と評価した。