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金正日総書記が平壌を訪問したベトナム共産党のノン・ドク・マイン書記長に、20年にわたって続いているベトナム式改革開放である’ドイモイ’政策を高く評価し、ベトナムの答礼訪問の要請を受諾したことが明らかになり注目されている。

香港の時事週刊誌、亜洲週刊の最新号は、金正日総書記が今月中旬に平壌を訪問したマイン書記長に、ベトナムの改革開放路線をベンチマーキングする意思を明らかにしたと28日報道した。

マイン書記長は16日から18日まで、代表団60人余りを導いて北朝鮮を訪問、金委員長と首脳会談を行った。

マイン書記長に随行したファーム・チャ・キエムベトナム副総理兼外交長官は最近のインタビューで、”金委員長がマイン書記長に、ベトナムの20年にわたるドイモイ(革新)政策の成就を非常に高く評価した”と語った。

キエム副総理は更に、”金委員長がベトナムの`貴重な経験’を鏡とするために、ベトナム側の答礼訪問の招請を喜んで受け入れると明らかにした”と伝えた。

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北朝鮮のキム・ヨンイル内閣総理のベトナム訪問の目的も、金委員長の訪問に先立ち、事前整地作業をするためのものだと亜洲週刊は付け加えた。

ハノイのある外交消息筋は、北朝鮮は体制の特性上、盲目的にベトナムの改革経験に従わないという懐疑的な立場を見せながらも、”北朝鮮がベトナムをモデルにするという報道は非常に驚くべきこと”と語った。

ベトナムは1986年のドイモイ宣言以後、対外貿易の拡大と金融市場の自由化、市場経済化などの改革、開放政策を積極的に推進し、高度経済成長を謳歌している。

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北朝鮮はこの間、中国式改革開放を持続的に打診してきたが、中国の牽制や国際的孤立などで画期的な成果が見られないと、改革モデルをベトナムに変えたのではないかという分析が出ている。

金委員長はまた、マイン書記長に対し、北朝鮮がアセアン国家と協力関係を拡大するための、ベトナムの支援を要請した。ベトナムはマイン書記長の平壌滞在期間中に、2年任期の国連安保理非常任理事国に選出された。

北朝鮮はホーチミン以後、ベトナムの最高指導者として50年ぶりに平壌を訪問したマイン書記長一行を大々的に歓迎し、伝統的友好関係を回復させた。

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これについて黄長ヨプ前朝鮮労働党国際書記(北朝鮮民主化同盟委員長)は28日、”金正日がベトナム書記長の訪朝を利用して、国際社会に改革開放のジェスチャーを見せているようだ”と言い、”金正日が自身の独裁体系をそのままにし、多少改革開放する姿を見せる可能性がある”と語った。

2000年に金正日総書記は中国を訪問し、上海などの開放地域を見学し、’新思考’などの発言をしたことがある。

現在、北朝鮮の核施設の不能化措置や朝鮮半島の平和体制などが議論されている時点で出た金正日総書記の’ドイモイ政策の評価と、ベトナム答礼訪問の受諾’報道だが、北朝鮮の対外政策の変化の可能性に関して、再び北朝鮮の’ベトナム式改革開放’議論が起こる可能性がある。