また「(1973年公演の) 1年前の夏に、当時のスター俳優パク・エラさんが『来年日本に行く女性は次の指導者(金正日)が最も可愛がっている女性だ』と言っていました。日本公演の終了後に高ヨンヒ先生が、金正日の夫人になった話を朝鮮総連の関係者から聞きました」と打ち明けた。
金正日の最初の妻である成恵琳(ソン・ヘリム:2002年死亡)は、1971年に長男、正男(ジョンナム)を産んだ。高ヨンヒの存在を前述の関係者に知らせたパク・エラの証言からすると、金正日は最初の息子を産んで1年も経たないうちから高ヨンヒと出会っていたことになる。
万寿台芸術団として主役の踊り子だった高ヨンヒは、1970年代中後半から事実上金正日の正夫人として正哲(ジョンチョル:1981年生)、正恩(ジョンウン:1982年生)、ヨジョン(1987年生)を産んだ。
アメリカに亡命した妹も
上記の写真とは別に、高ヨンヒ一家を紹介する記事がある(下の写真)。この記事で高ヨンヒは本名と思われるヨンジャ(漢字は不明)として出てくるが、彼女は北朝鮮の音楽舞踊大を卒業し功勲俳優として活躍していると紹介されている。