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20日未明に特別列車が図們を通過した時点では、金正恩の単独訪中であると各国メディアは報道した。金正恩の訪中は、北朝鮮の未来と関連しており、多くの関心を集めている。

昨年の金正日の2回の訪中の際にも金正恩が同行したとの噂があったが、真相は定かでない。後継者としての地位を対外的に示し、内部の支持を得るためには訪中を通じた外交成果積むことが必須要素と言えるだろう。

今回の訪中に同行しなかった理由に対する様々な推測が高まっている。

専門家らは今回の訪中は経済問題に焦点が当てられており、世襲問題は昨年の訪中で既に承認を受けた状態である為、あえて同行する必要がなかったものと分析している。

また、中国政府の立場としては、北朝鮮の挑発の抑制と、6カ国協議の再開などの懸案を議論しなければならない状況で、後継者金正恩と交渉テーブルにつく事が出来ないからだ。

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一角では、金正恩の儀典と警護問題で中国側が難色を示したという主張もある。中国が金正恩の単独訪中で飛行機の利用を要請したが、北朝鮮がの列の利用に固執したという。

また、最高権力者の金正日と後継者金正恩の両方が平壌を空ける空白は、リスクが大きすぎるとの味方もある。

内部のクーデターまではいかないとしても、移動手段へのテロや事故の危険性が排除できない状況で、危険を冒してまで行う必要が無いからである。消息筋は「2人が共に訪中し、もし事故にあったら取り返しがつかない。万が一の危険性を考慮し、一人で中国を訪問した」と述べた。

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金正日の訪中は、特級のセキュリティ問題である。2004年4月には訪中から帰国した金正日の列車が龍川駅を通過した後、爆発する事件があった。金正日はテロで権力を培った人物で、テロの脅威を目の当たりにしたのであろう。

また、金正日がいない北朝鮮を安定的に管理することが後継者授業になると判断したとも思われる。金正恩は既に権力の大半を掌握しており、権力代行として内部懸案を処理していると思われる。

また、専門家は「訪中期間中に、北朝鮮内部で緊急事態が発生する可能性が無いわけでは無いが、クーデターが発生する可能性は極めて低い」とし、統治能力のテストに対する否定的な立場を示した。