中国に電話をかけた2人が逮捕

北朝鮮の金正日総書記は中国を訪問したが、その帰国を前後して中朝国境地域において外部との通話の取り締まりが強化された。人民班(町内会)の会議でも、中国との通話を特に注意せよとの指導が行われた。

両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋は「最近は目立つほどに保衛員らが街を闊歩している。2〜3人がグループとなった反探処・保衛部員が電波探知機を持って一日中監視をしており、住民たちも緊張している」と現地の雰囲気を伝えた。

また、「23日の人民班会議では、最近は取り締まりが激しいので、携帯電話の使用を少し注意して欲しいと言われた。住民が携帯電話を使用しているのを把握しており、注意を促したが、中国との通話をしてはならないと強要はしなかった」と言った。

「国境統制、麻薬、携帯電話の統制の会議を開く度に、金正恩同志の指示が強調されたが、今回の会議はそのような事が無く、人々は不思議に思っている」と付け加えた。

情報筋によると、今月21日に恵山(ヘサン)市恵明洞(ヘミョンドン)では、携帯電話で中国の何者かと通話した容疑で2人が逮捕されたという。

テロ未遂のトラウマか?

保衛部の監視が強化されたことについて「住民らは龍川(リョンチョン)駅爆破事件のトラウマで強化しているのだろうと、噂されている」と述べた。

2004年、訪中を終えた金正日氏は列車で平壌に向かっていたが、列車通過直後に龍川駅で爆発が起きた。当局は、金正日氏の動線が外部に漏れていたために見ている。今回の措置は、金正日氏のセキュリティの理由による措置であると思われる。