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中朝首脳会談が間もなく開かれると予測される中、今回の会談結果が朝鮮半島情勢に与える影響に注目が集められている。また、今回の訪中では経済視察を集中的に行っており、今後の北朝鮮の経済政策の変化にも関心が集中している。

金正日は25日午前に北京に到着し、本日中に胡錦濤・国家主席との首脳会談を開く可能性が高いことが分かった。首脳会談では、中国の経済支援だけでなく、朝鮮半島の非核化問題も話すと予想される。

首脳会談の結果は、中朝関係、南北関係に少なからぬ波紋を及ぼすと予想される。一部では、北朝鮮の対内外の事情を察すると、金正日が非核化宣言をするなどの破格的な歩みを見せる可能性があると言われている。

これと関連し、韓国政府当局者はデイリーNKとの通話で、「金総書記の訪中と関連し、中国や北朝鮮の公式発浮ェ出ないと分からないが、南北関係の新たな転換点になる可能性がある」と述べた。

訪中の目的について専門家らは、中国からの経済支援を得るためだという分析を出した。核実験やミサイル発射で国際社会からの制裁を受けている北朝鮮は、昨年の天安艦・延坪島事件の影響で、韓国との経済協力、貿易までも完全に遮断されている。中国の助けが切実な状況である。

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特に、金正日は後継体制の安定には経済難の克服が死活問題である状況で、1年間で3度もの訪中を行う厳しい日程を消化している。

支援獲得で金正日が切る事が出来るカードは、非核化問題と改革開放の意志を見せる事。非核化に向けた対話再開のための3段階案を米中韓が合意しただけに、金正日が首脳会談で肯定的な回答を示す可能性が高いと思われる。

中国は、非核化の対話再開の出発点の南北対話再会努力を、北に要求すると思われる。経済支援を条件に、非核化措置と南北関係の改善を要求するという事。

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これに関連し、統一部当局者は「中国は緊張が高まった朝鮮半島情勢を安定化させるための一環として、金正日に南北関係の改善を強調すると共に、金正日を説得するために、一定の経済的支援などを約束する可能性がある」との見通しを示した。

統一研究院のチョン・ヒョンジュン先任研究委員も「中国は昨年の訪中で特別な支援を行っていないが、胡主席の任期末であり、朝鮮半島の安定化に向けた中央政府レベルの経済支援を検討する可能性もある」と予想した。

「中央政府や省レベルでの投資を金正日に約束し、非核化と南北対話に積極的に取り組むようにすることもできる」とも語った。中国が非核化で成果を出す目的で、経済協力への投資を拡大する可能性があるという見通しだ。

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これにより、訪中後に北朝鮮が南北関係の改善のジェスチャーを示す可能性も提起されている。1月に開かれていた非核化実務会談の再開、国際原子力機関の査察官の復帰などの攻勢が再び活発化する可能性がある。

韓国政府当局者は「金正日としては、経済的支援を受けるために南北関係の改善と関連し、融和的なジェスチャーを取る可能性がある」と述べた。

また、金正日は経済視察を集中的に繰り広げており、北朝鮮の改革開放の可能性に対する期待感も高まっている。

しかし、専門家らは北朝鮮の改革開放の可能性は低く、中国からの経済支援を受けるための限定的な開放に留まると考えている。

体制の変化をもたらす次元の改革開放は行わないという指摘。これまでも金正日の訪中をきっかけに、北朝鮮が改革開放の措置を取るとの予想があったが、改革開放措置は取られていない。むしろ、北朝鮮は市場を統制するなど、社会主義経済体制への回帰を行っている。

チョン研究委員は「北朝鮮が金正日の訪中をきっかけに、改革までは行かずとも、部分的な開放を行う可能性はある。特に、外貨を稼ぐ為に中国の投資を誘導するだろう」との見通しを示した。