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北朝鮮の朝鮮労働党が最近、司法・公安機関を統括する「組織行政部」を党中央委員会に新設し、金才龍(キム・ジェリョン)前内閣総理を部長に任命したもようだ。2日、北朝鮮内部消息筋が韓国デイリーNKに伝えた。

朝鮮中央通信によれば、同党は金正恩党委員長が主催した党中央委員会第7期第4回政務局会議(8月5日)で、「政務局会議では、党中央委員会に新しい部署を設けることに関する機構問題を検討、審議」した。また同13日の党中央委員会第7期第16回政治局会議では、「党中央委員会に新設部署を設けることに関する問題を審議、決定し、その職能と役割を提示した」という。ただ、新設部署の内容について同通信は「国家と人民の尊厳と利益を守り、社会の政治的安定と秩序を頼もしく維持、保証し、われわれの階級的基盤、社会主義建設を鉄桶のごとく守っていくことに大きく寄与する」とだけ伝え、名称や具体的な役割は明らかにしていなかった。

一方、韓国紙・朝鮮日報は同21日、対北消息筋の情報として、北朝鮮が「司法・検察・保衛(秘密警察)・安全(警察)関連組織を担当する組織行政部を労働党中央委に新設するもようだ。7年前、金正恩が叔父である張成沢(チャン・ソンテク)前党行政部長の処刑に伴って解体した行政部を、名称だけ変えて復活させるもの」と報じていた。

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デイリーNK内部情報筋の説明もこれと同様で、部署新設の目的は「司法・検察・保衛・安全の各機関を掌握・指導する機構を通じて規律と秩序を統制し、党の唯一的領導体系を保障するところにある」とした。

また、金才龍氏が同部のトップに任命されたことについては、「金才龍は党の政策を正しく把握して展開することの出来る、高い党性(忠誠心)を身につけたイルクン(幹部)でありながら、司法や検察、保衛、安全の各機関と何ら関わりを持ってこなかった純粋(ニュートラル)な人物だから」であるとした。司法・公安分野の利権や派閥争いと無縁である点が評価されたと見られる。

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金才龍氏は第16回政治局会議で内閣総理を解任されると同時に、党副委員長と党中央委の部長に就任したが、担当部署は明らかにされていない。

情報筋はまた、「新しい組織行政部は過去に張成沢が君臨した部署と似た役割を担うが、異なるのは金才龍の権限が限定されていること」だとしながら、「金才龍は部内で提起されたすべての問題を金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長に報告することになっている。またその中のごく一部、1パーセントほどの特異な問題について金正恩党委員長に直接『1号報告』を上げることになっている」と説明。

続けて「法執行機関の上にもうひとつの権力として君臨した張成沢とは異なり、金才龍は徹頭徹尾、各機関の監視と制御、掌握に専念し、金与正同志の手足として任務を遂行する」と伝えた。

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(参考記事:「青二才の出しゃばり」北朝鮮国内で金与正氏に批判

情報筋によれば、北朝鮮では現在、各道・市・郡・区の党組織に、組織行政部の下級機関設置が進められており、「9月15日までに組織(編成)と幹部事業(人事)を完了する流れ」だという。また「10月10日(党創建記念日)が過ぎたら、司法・検察・保衛・安全機関に対する大々的な検閲が行われると言われている」と伝えた。

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