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金正日の訪中の影響から、中国に私事旅行を行っている者(親戚訪問・ビジネス)の北への入国が全面統制されたことが24日、伝えられた。金正日が北朝鮮に戻り、北朝鮮政府が訪中を公式に発表するまでは、中断されるというのが消息筋の話だ。

2月に親戚に会うために中国を訪問したキムさん(42歳)は、長白でデイリーNKと会い「許可された40日間の旅行期間が過ぎので、早期に帰還せよとの連絡を受けて、昨日(23日)に税関の手続きを行おうとしたが、税関が閉まっていた」と伝えた。

「親戚の家に荷物を置いて税関に行ったのだが、北朝鮮側の税関が当分は業務を停止するというので、そのまま帰ってきた。おそらく、金正日の訪中の影響だろう」と説明した。

新義州税関も業務を行っていないと伝えられた。丹東の消息筋は「新義州の税関も再開未定となっている」と伝えた。金正日が無事に帰国した後に、私事旅行者が帰国出来る見込みだ。

このような措置は、金正日の警護上の問題による関連情報の拡散を遮断するためと思われる。北朝鮮は金正日の外国訪問の際には、北朝鮮国内や海外への出張を全面的に禁止してきた。 1号行事が開かれる地域には、列車も停車する事が出来ないほどの統制が取られる。

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これと関連し、天津の消息筋は「昨年に入隊した息子が体調が悪化したというので、平壌の駐留部隊への旅行証明書を申請したが、却下された。みんな知っている将軍様の中国訪問のためだと思う」と話した。

中朝国境地域の統制も強化されたと伝えられた。両江道の消息筋は「最近になって、国境の取り締まりが強化された。警備隊員らが密輸グループに時期が悪いので自粛して欲しいと話している」と話した。

金総書記の訪中と関連した情報の流入を遮断する目的で、国境警備を強化する指示が出されている。

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しかし、すでに金正日の訪中のニュースは、北朝鮮全域に広がっている。1号行事の準備で大体の予測が付いており、中国との貿易を行う者、脱北者、密輸業者を通じて情報が全土に広がっていると消息筋は伝えた。