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北朝鮮の広い地域が大雨に見舞われているもようだ。3日の朝鮮中央放送によれば、同日夜から6日朝にかけて両江道(リャンガンド)、咸鏡北道(ハムギョンブクド)、羅先(ラソン)市を除くほとんどの地域に「中級警報」が出され、平安道(ピョンアンド)、黄海道(ファンヘド)、開城(ケソン)市、慈江道(チャガンド)南部、江原道(カンウォンド)内陸の一部地域には「特級警報」が出された。

同放送によれば、6日までにほとんどの地域で150~300ミリの雨が降り、特級警報が出された地域では500ミリ以上の非常に多くの雨が降ることが予想されるという。

一方、韓国統一省は4日、北朝鮮が先月から今月にかけて計3回、韓国側に通知せずに、臨津江(イムジンガン)上流の黄江(ファンガン)ダムの水門を一部開放して放流したと発表した。

放流は、大雨に備えた水位調節のためと見られる。

北朝鮮が2009年9月、黄江ダムの水を予告なしで放流した際には、下流の京畿道漣川郡で韓国国民6人が死亡する出来事があった。これを機に、南北は放流時の事前通知で合意。翌年7月の集中豪雨に際して北朝鮮側は、放流の可能性を韓国側に通知していた。