インド当局はニューデリー駐在の北朝鮮大使館が、海外から車両の密輸事件に関与したとして、捜査を進めていると現地メディアが16日、報道した。

日刊インディアンエクスプレスによると、インド国税情報局(DRI)は、盗難車を密輸した疑いでスミト・ワリア(32)を逮捕し、同容疑者を支援したと思われるインドの北朝鮮とベトナム大使館の職員も捜査を行っている。

DRIは、同容疑者がニューデリー駐在の北朝鮮とベトナム大使館との連絡船を持っており、大使や領事なども犯行に加担したと思われている。

DRIの関係者は「ワリア容疑者は2つの国の大使館の車両の調達担当と接触していた。インドに車を密輸するために、大使館職員の名義を利用した」と話した。

同容疑者はイギリスで盗難車を購入し、新車であるかのように登録証を偽装して密輸。その後、インドで事業家、著名人、政治家らに販売した。大使館の無関税の特典を利用し、不当な利益を得ていたと当局は判断している。

DRIはインド外務省に公文書を送り、北朝鮮とベトナム大使館の職員の具体的な関与を明かすための支援を要請する方針と明かした。