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韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相とエスパー米国防長官は21日の電話会談で、8月に予定されている米韓合同軍事演習(連合指揮所訓練)の扱いなどについて話し合った。

合同演習は、8月中旬以降に2週間の日程が見込まれているが、米本土から参加する将兵が2000人以上に達することから、新型コロナウイルス対策のため規模を縮小したり、開始が9月にズレ込んだりする可能性があるという。

どのような形にせよ実施されれば、米韓合同軍事演習の完全中止を求めている北朝鮮が、強く反発するのは必至だ。

朝鮮中央通信によれば、18日に開かれた朝鮮労働党中央軍事委員会の非公開会議では「朝鮮半島の周辺に生じた軍事情勢と潜在的な軍事的脅威に備えるための重要部隊の戦略的任務と作戦動員態勢を点検し、国の戦争抑止力をよりいっそう強化するための中核的問題を討議」したという。

ここで戦争の抑止能力に言及されているのは、米韓に対して強度の高い軍事挑発に出た場合に、米韓の反撃を未然に封じて自国の安全を図る意図からである可能性もある。