北朝鮮の朝鮮労働党統一戦線部は21日、韓国政府がビラ散布計画を中止するよう求めたことについて、「すでに破綻した北南関係を巡ってわれわれの計画を考慮したり、変更したりする意思は全くない」とする報道官談話を出した。朝鮮中央通信が伝えた。
韓国統一省は20日、北朝鮮メディアが韓国を批判する大量のビラ散布の準備が進んでいると報じたことを受け、「南北合意の明白な違反だ」とし、遺憾を表明した。
談話はこれに対し、「違反だの、何だのという手遅れの原則性を持ち出す前に、北南衝突の導火線に火をつけて誰が先に何を強行して黙認し、事態をこの域にまで悪化させたのかを振り返るべき」と反論。
さらに、「今回の機会に、南朝鮮当局者らがつねに口にしている『立場を変えて考える』立場に立って全く同じように一度経験すれば、われわれが感じる嫌悪を少しでも理解し、それがどんなに気分が悪いことなのかをはっきり知ることになるであろう」と強調した。
(参考記事:【写真】北朝鮮兵士が衝撃を受けた「水着美女」の悩殺写真)
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮メディアはビラ散布の準備が進むようすとともに、文在寅大統領の顔写真が印刷されたビラの上にたばこの吸い殻がまかれた写真を公開している。