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北朝鮮では貧富の差が拡大し、それによって民衆の生活様式も変化している。

外貨稼ぎや密輸などで富を蓄積した「新興富裕層」は、外国のブランド品、TV、パソコンなどを自由に使う。その一方、ほとんどの一般民衆は、このような外国製品を見ることすら出来ず、存在自体を知らない。

北朝鮮家庭の生活水準を『衣食住』に基づいて3段階に分けてみた。

?【下層民】山の掘っ立て小屋で生活…ナムルを食べて生存

北朝鮮の下層民は集団農場や企業所に出勤し、経済活動をしない。衣服も夏冬に着る季節の服がすべてだ。作業服やオシャレな服は夢のまた夢だ。

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食事は山でナムルなどを採取し、その日暮らしだ。ナムルを豆腐のかすと混ぜて食事を取る。名節にもこれといった贅沢な食事もできない。

さらに下層民たちのほとんどは家を持たない。ナムルの多い山間部などに掘っ立て小屋を建てて生活する。鉱山の周辺では、金を探して食べ物と交換するという。

?【中産階級】家と土地を所有しているが生活は貧しい

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中産階級は下層民よりは、はるかにいい暮らしをする。個人農業を行う土地を保有しており、下層民に比べて安定的な生活をしている。

農業ではトウモロコシ、白菜、大根、ナスなどを栽培する。また、ウサギや鶏などの家畜を育て、市場で売ることもある。鶏は高値で売れるため、直接食べることは無いが、ウサギはよく食べるという。

衣服も余裕がある。季節毎の服と外出着を持っている。住宅は2DKぐらいだが、ほとんどの家では電気と水道は使用できずに暖房設備も無い。冬には薪や石炭で暖を取っている。

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多くの家は交通の便が悪い場所に位置しており市場や駅までは距離がある。上下水道が無い為、水は川などから汲んで持ってくる。

?【上流階級】リフォームしたマンションに住み、外国製品だけを使用

北朝鮮の上流階級は韓国の中産階級とほぼ同じ水準の生活を享受している。中国との密輸や、外貨稼ぎで金儲けをしている。

外貨稼ぎ機関で働いている家庭では、豊富な経済力を背景に子供に海外の有名スポーツブランドの服や靴を買い与える。サムスン電子のデジタルカメラは人気があり、「デジカメはサムスン」と言われるほどである。

外貨稼ぎや密輸で金儲けをした富裕層は、マンションを不法でリフォームする。

2010年に韓国に入国した脱北者によると、2007年に『不法リフォーム』が原因でマンションが崩壊する事件があったという。「恵山市のある人物は裕福で家を不法リフォームしたが、他の住民も後に続いてリフォームを行った。この結果、マンションの柱が少なくなって倒壊したようだ」と話した。

もちろん、上流階級は食事は贅沢だ。

いつも、白いコメがあり、肉も魚も普通に食べる。家には断水に備えて50リットルの水を常に確保しているとのことだ。