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同通信の報道全文は次のとおり。

南朝鮮当局が特使派遣を懇請

【平壌6月17日発朝鮮中央通信】15日、南朝鮮当局が特使派遣を懇請する三文の値打ちもない茶番劇を演出した。

われわれの超強力対敵報復攻勢に慌てふためいた南側は、文在寅「大統領」がわが国務委員会委員長同志に特使を送るとし、特使は鄭義溶・国家安保室長と徐薫・国家情報院長であるとし、訪問時期は最も早い日時とし、わが方が希望する日時を尊重すると懇請した。

南側が後先もわきまえられず、このようにあわただしい通知文を発送してきたことに対して、党中央委員会の金與正第1副部長は分かりきっている術数がうかがわれるこの不純な提議を徹底的に許さないという立場を明らかにした。

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われわれが前例のない国家非常防疫措置を施行し、朝鮮境内に対するいかなる出入りも許容しない状態であることを明白に知りながらも、もしかしてと未練になろうとなかろうと空念仏を唱えて特使を送るという南側の不敬な態度を重大視せざるを得ない。

南側が現状況をどの程度認識しており、その悪結果をどの程度予想しているのかは大体察しているが、このように空虚な判断と猪突的な提案をしてきたことに対してわれわれは非常に不快に思う。

南朝鮮の執権者が「危機克服用」特使派遣劇に大いに味をしめて、ややもすれば荒唐無稽(こうとうむけい)な提案をしているが、これ以上それが通じないということをはっきり認識すべきであろう。

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南朝鮮当局の無能力と無責任性によって招かれた今回の北南危機は、何によっても解決が不可能であり、当該の代価ほど計算が正しくされてこそ終結される。

金與正第1副部長は、南朝鮮当局が特使派遣のような非現実的な提案を持って何か努力しているというまねだけをせず正しい実践で補償し、険悪に広がっている現在の情勢も見分けられず油を持って火を救うというふうにわれわれを引き続き刺激する愚か者らの言動を厳格に統制、管理して自重するのが有益であろうと警告した。---