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北朝鮮が、朝鮮人民軍の不正腐敗に対する摘発の強化に向け、軍内部を監視する保衛局(前保衛司令部)の捜査部と営倉管理部の人員を増やすなどの措置を講じているという。

デイリーNKの内部情報筋によれば、軍当局は最近、捜査部と営倉管理部の編成軍事称号を昇格させ、人員を1.5倍に拡大すると決定したという。編成軍事称号とは、当該部門長の階級を意味し、例えば従来は大佐や少将クラスが率いていた部門であれば、今後は少将や中将がトップに就くことになる。情報筋によれば、こうした措置は異例だという。

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北朝鮮メディアは先月24日、朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第4回拡大会議が開催されたことを報じ、同会議で「人民軍をはじめ全般的朝鮮武力の軍事政治活動で現れている一連の偏向について総括、分析し、それを克服して決定的改善をもたらす」必要性が論じられたと伝えた。内部情報筋によると、捜査部と営倉管理部の昇格・拡大もこれに沿った措置だという。

一方、情報筋は、各軍団や陸・海・空・戦略軍などの司令部に設置されている保衛部(秘密警察)についても同様の措置が取られ、こちらの人員は1.3倍に拡大されたとしている。