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北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会国際部の代弁人(スポークスマン)が3日、米国のポンペオ国務長官を非難する談話を発表し、4日付の朝鮮労働党機関紙・労働新聞に掲載された。朝鮮中央通信が伝えた。

米国は、英国、豪州、カナダとともに、中国が5月末に開かれた全国人民代表大会(国家にあたる)で、反体制活動を禁じる「香港国家安全法」の制定方針を採択したことを非難する共同声明を出した。一方、北朝鮮は中国を支持する姿勢を鮮明にしている。

談話は、ポンペオ氏が5月31日、米メディアに対して「中国を現存する脅威」「中国の脅威は共産党の理念から来る」などと述べたことを取り上げ、「看過できないのは社会主義を導く中国共産党の指導に悪辣に言い掛かりをつけたことである」と非難した。

また、「ポンペオが、共産党が導く社会主義を西側式理想と民主主義、価値観を破壊する独裁と罵倒して中国共産党の統治のない米国と西側の世界をつくると言いふらしたのは、順次が違うが朝鮮労働党が導くわれわれの社会主義もあえてどうにかしてみようとするほらである」と述べた。

そのうえで、「ポンペオは、米国の歴代支配層と同様、上昇一路をたどる共産党と社会主義をどうにかしてみようとする荒唐無形な夢を見てはならないであろう」と強調した。