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中国から北朝鮮に入って行く援助食糧が、運送手段がなくて滞っていると、国際支援団体の関係者らが相次いで伝えている。

世界食糧計画(WFP)は18日、貨車がなく、対北緊急援助食糧1万トンが数週間中国に止まっている事実を公開した。

イギリスのファイナンシャル・タイムス(FT)も19日、“北朝鮮が援助食糧と商品を積んで入国した中国の貨物列車の貨車1800台を、スクラップにして売り飛ばすため、中国政府が北朝鮮行きの主要な貨物列車の運行を中断した”と報道した。

中国で支援物品を積んで北朝鮮に向かう貨物列車を、北朝鮮の鉄道関係者たちが分解して古鉄として売ったという荒唐無稽な話がどうして出るのか。なぜ、中国政府がこれ以上送る汽車がないと言い、輸送を拒否する事態まで発生したのか、韓国の人は理解できないだろう。

北朝鮮と中国の間を走る貨車の問題は90年代初頭から深刻に提起されていた問題だった。北朝鮮は80年代から、不足していた貨車を中国と旧ソ連からの物流運送で入ってきた貨車を利用して解決していた。

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中国の列車は丹東から、旧ソ連の列車は羅津・先鋒から原油と食糧、貨物を積んで入ってきた。列車が来れば、機関車を北朝鮮の列車と入れ替えて、貨車は北朝鮮国内の目的地に移動させる。問題は北朝鮮政府が貨車を中国や旧ソ連に返さず、北朝鮮国内で貨物運送に最大限利用した後、古鉄になってから、やっとそれぞれの国に返したということだった。

北朝鮮では原資材の不足と汽車のタイヤの製作技術などの不足から、貨車の製造が困難だった。

1980年代に北朝鮮国内の駅で、ロシア語と中国の漢字が使われた貨車がよく見られたのもそのためである。1990年代に入り、ロシアが現金でなければ北朝鮮に物資を渡さなくなり、北朝鮮の中国の貨車に対する依存度が一層高まった。

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鉄道関係者出身のある脱北者は、”1990年代に入って中朝関係が悪化し、中国政府が貨車の問題を集中的に提起し始めた”と述べ、”中国政府は食糧はもちろん、北朝鮮が現金を払って購入する工業用原料さえも、貨車の不足を理由に供給を断ったり延期させた。北朝鮮の癖を直すための圧力だった”と語った。

更に、”とうとう1994年頃には貨車を返さないという理由で、中国がコクスタンの供給を全面中断したため、金策製鉄所が稼動を止めた”と説明した。北朝鮮は鉄の生産に必要なコクスタンを全て、中国から輸入して使っている。

中朝鉄道協約には、1ヶ月間北朝鮮国内に止まることができる中国の貨車の数量が定められている。北朝鮮の経済が不渡りになる前であった80年代は月800両だった。月800両以上北朝鮮に止まる場合、貿易制裁を取るという趣旨だった。だが、こうした方案にも実効性はなかった。月平均1500両の中国の貨車が、北朝鮮にあったほどだったという証言もある。

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中国の丹東駅のある鉄道関係者は21日、デイリーNKとの通話で、“私たちも北朝鮮に渡した貨車を適時に受けとるために、ありとあらゆる方法をすべて使って見たが、現実は変わったことが1つもない”と述べ、“しかも、北朝鮮に行って来た貨車はすぐに整備工場に送らなければならない”と語った。

北朝鮮が中国の貨車をスクラップにして売ってしまい、運送手段が不足したという報道は一部誇張もある。しかし、北朝鮮が中国の貨車を持ち込みスクラップ状態にして返すため、中国と摩擦が続いているのは否定できない事実だ。