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北朝鮮の金正恩党委員長が自ら旗を振ってきた東海岸の総合リゾート計画「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」の建設に当たっていた人員の主力部隊が、今月初めまでに撤収し、3月17日に着工した平壌総合病院の建設現場に振り向けられているという。

デイリーNKの現地情報筋が伝えたところでは、元山葛麻の建設に当たっていた人員のうち、建築設計の専門家らを含む主力部隊はすでに現場を離れ、平壌総合病院の建設に投入されている。また、軍の兵士らその他の人員の多くは農作業に動員されており、元山葛麻には、建物内部の工事を担う人員と少数の施工管理者が残っているだけだという。

(参考記事:金正恩氏が公開「7000人死亡」リゾートの現場写真

金正恩氏は、元山葛麻を今年の4月15日までに完成させるよう厳命していたが、北朝鮮はこの日を過ぎても工事の進捗について何ら発表を行っていない。現地情報筋によれば、建設資材も平壌総合病院に優先供給されているとされ、元山葛麻の完成がいつになるか、見通しは立っていないもようだ。

新型コロナウイルスの脅威が世界を覆う中、金正恩氏は4月11日の朝鮮労働党政治局会議で平壌総合病院の建設計画を打ち出し、「わが国の首都にさえ完璧で近代的な医療保健施設がない」などとして、同病院の早期の完成を最優先課題に据えた。一方、世界的に観光ビジネスの規模が縮小する中、元山葛麻の完成を急いでも実利を得られないとの計算が働いたものと見られる。

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