人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

シリアの核関連施設に対して北朝鮮政府が協力したという疑惑が出てから数週間経ったが、具体的な実体はなく、疑惑だけが相次いでいる。ブッシュ大統領の最近の核拡散警告には、ネオコンの役割が作用していたという主張も出た。

アメリカのABC放送は、イスラエルは先月、シリアの核疑惑がもたれている施設を空襲した当時、この施設は北朝鮮と関連した核原子炉だったという確信を持っていたと19日報道した。

ABCはイスラエルが去年、シリアの核疑惑がもたれている施設を初めて発見し、情報機関であるモサドの所属要員を潜入させて施設を撮影、分析した結果、核施設が北朝鮮式に設計されたように見え、これは北朝鮮の技術支援を得たものだということを暗示していると、アメリカの高位官吏の言葉を引用して伝えた。

これに先立ちブッシュ大統領は17日、“核拡散問題は、核兵器程重要だ”と述べ、“北朝鮮が6ヶ国協議の合意を履行しない場合、相応の対価が続く”と警告した。イランの核開発計画については第3次大戦まで言及した。

ブッシュ大統領の核拡散警告は、アメリカとシリアの核コネクションと関連があると専門家たちは見ている。ジェイムズ・ケリー元米国務省東アジア太平洋担当次官補は、“北-シリア連携の疑惑が事実であることが明らかになれば、非常に深刻な状況になるため、ブッシュ大統領はずいぶん前から提議されてきた北朝鮮の核非拡散問題を取り上げたのだろう”と説明した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

一部では、ディック・チェイニー副大統領と、鷹派であるネオコンの陰謀という主張も出ている。

ニューズウイークの最新号は、“第3次世界大戦の警告は、アメリカのネオコンの創始者の1人である、ノーマン・ポドレツの影響を受けた可能性がある”と伝えた。ニューヨークタイムズは15日、ディック・チェイニー副大統領はアメリカの対北重油支援の決定にも問題を提議したと伝えた。

共和党所属の米下院外交委員会のイリアノ・ロス-レティノム議員と、情報委員会のピーター・フェクストロ議員も20日、WSJに寄稿した文章で、“アメリカ政府が関連情報(北-シリア核の連携)を秘密に付したまま公開しない状況では、北朝鮮の核問題の解決のためのアメリカの対北重油提供を議会が承認することはできない”と明らかにした。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮は連携説を強く否定し、6ヶ国協議と米朝関係の進展を望まない不純勢力たちが作り上げた陰謀と一蹴した。

朝鮮中央通信は先週、“6ヶ国協議と米朝関係の発展が一定の水準で行われている時、アメリカの強硬保守勢力の策動に対して、国際社会が憂慮し、困り果てているのは偶然ではない”と指摘した。

専門家らは今のところ、連携の疑惑だけが脹らみ、実体が不明であるため、もう少し事実関係が明確になる必要があると語っている。だが、ブッシュ政権が北朝鮮と不能化の合意の雰囲気が続くことを望んでいるため、脅威になることが明らかである証拠が出ない限り、この問題を葬る可能性もある。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

しかし、ブッシュ政権内の対北強硬論者らは、北朝鮮-シリアコネクションが事実であることが明らかになった場合、現在行われている北朝鮮とのすべての交渉自体を懐疑的に見る可能性が高く、潜在する爆発力を無視することはできないだろう。

ブッシュ政府で国家安保委員会(NSC)のアジア担当補佐官を勤めたジョージタウン大学のビクター・チャ教授は、今月初めの本紙とのインタビューで、“両国の協力は以前からあった”と述べ、“まだ具体的な証拠が現われない状況で、メディアがこの問題を拡大報道した”と主張した。

外交安保研究院のキム・ソンnン教授はデイリーNKとの通話で、“アメリカ政府は年末までに、北朝鮮の核の不能化と、すべての核物質に対する錐垂?ナ優先の順位に置いている”と言い、“北-シリア核コネクションに対する情報が不確かな状態で、悪影響を及ぼすことは望まないだろう”と予測した。