北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は22日、「自力更生路線は、わが国家と人民の自主的尊厳をしっかり守るための最も正当な路線である」と主張する署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は昨年末に開かれた朝鮮労働党中央委員会第7期第4回総会で「正面突破戦での基本は経済戦線だ」と強調した。これ以後、北朝鮮メディアは「正面突破戦」や「自力更生」などのスローガンを用いながら、国内の結束を図ろうとしている。
論説は、「朝鮮革命の進路は自力富強、自力繁栄の道だけであり、自力更生路線の徹底した貫徹によってのみ社会主義強国の理想を実現することができる」と述べた。
また、「自力更生路線は、わが国家と人民の自主的尊厳をしっかり守るための最も正当な路線である」「自力更生路線は、新たな発展と繁栄の局面を開き、社会主義建設を速めていくようにする最も威力ある路線である」などと主張した。
そのうえで、「自力更生、自給自足の高貴な財貨がより多く創造されるほど、社会主義建設の前進速度は非常に速まるであろうし、勝利の日はそれだけ早まるであろう」と述べた。