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23日、7週間の海兵隊訓練を終えてペクリョン島に配置された俳優ヒョン・ビン(実名キム・テピョン)氏に4泊5日の休暇を与えら話題になった。ヒョン・ビン氏は、休暇期間中に家族や友人達とプライベートな時間を過ごして、リフレッシュし、また軍隊生活に戻る。このように軍人にとっての『休暇』はハードな軍隊生活を支える『活力』と言える。

高等中学校を卒業する17才前後から10年間(女性は7年)の軍隊生活を送らなければならない北朝鮮の兵士にとって『休暇』にはどのような意味があるのだろうか。

北朝鮮の兵役生活にスポットライトを当ててみよう。

◆北朝鮮兵役生活の休暇事情

脱北者の話によると、北朝鮮では年に1回、15日の定期休暇と面会の実施が規定として定められているが、制度は有名無実となっているという。

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ほとんどの部隊は道路事情の悪い地域にあるため、移動するためには通行証発給手続きが複雑になる。仮に休暇をもらい帰郷したとしても、両親は食糧難で生活が苦しく、子供たちが帰ってくることを嫌がるという。

中佐の階級だったある脱北者は、「両親が死亡したという知らせも、葬式が全て済んだ後に受けることもある。兵役で10年間も社会から疎外されているので友人関係も疎遠になり両親ともぎくしゃくする」と話した。

北朝鮮全域を襲った大飢餓、いわゆる『苦難の行軍』時の1994年頃から2000年まで兵役の期間は13年だった。これは食糧難で餓死者が続出し徴兵対象者が減少したが110万水準の戦力を維持しなければならないのことから取られた措置と見られる。その後、2003年3月の第10期6次最高人民会議を通じて兵役期間は10年に短縮された。

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10年間の兵役期間中、大多数が一つの部隊で送る彼らは、どのような一日を送るのだろうか?

▲韓国軍と北朝鮮軍の日課の比較(夏季基準)

北朝鮮の軍隊生活の起床時間は、5時40分(夏季)で韓国より20分早い。まずは、寝床を整理して、前日夜との異常がないかを確認し点検。そして朝の点呼までは韓国軍と同じだ。

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点呼の時間に、韓国軍では軍役の信条を記憶し軍歌と国歌を歌うが、北朝鮮軍は毎日30分間、金日成、金正日の文献を暗唱する時間がある。全ての兵隊で、金日成、金正日の偉大性に対して一人で30分以上も発表しなければならないからだ。

午前9時から11時まで進められる『政治学』の時間には、政治軍官によって党の指示や政治学習を受ける。午後には軍事教育の『軍事学』『階級教養』の時間があるのは、韓国への敵がい心をより呼び起こすスローガンの斉唱が主な内容だ。

最も大切な日課は『武器のメンテナンス』だ。「武器を自分の目のように大切にしよう」という党の方針で、訓練時期には武器の掃除を欠かさない。

週に一度は軍事規定から外れた行動を相互に批判する『生活総括』があり、毎週土曜日には、『金日成社会主義青年同盟(社会主義労働青年同盟)』会で教養教育を受ける。一週間に一日、地域別で重複しないように休息を取る。

彼らは、毎年二回進行される定期的な軍事・政治訓練に参加する。冬季訓練の第1期戦闘政治訓練は毎年12月1日から始まり、翌年4月30日まで5ヶ月の間進行される。この訓練では『陸・海・空』を含む全ての北朝鮮人民軍軍だけでなく、人民保安部にも最高司令官から訓練命令が通達される総合的な訓練である。夏季訓練の第2期戦闘政治訓練は、毎年6月20日から9月末まで実施される。

◆軍隊内の恋愛事情

韓国でも北朝鮮でも軍隊内での恋愛は禁止だが、10年間の兵役生活でラブレターなどを通した恋愛もあるいう。労働党に入党できずに除隊する時期を控える男性の軍人の場合、女性の軍人に近づく事が多いので、上からの監視も厳しくなる。

しかし、他人を通じてラブレターを渡したり、時には通信線の修理を口実に、『女性高射砲(14.5?口径)部隊』を訪れて、ひとときの逢瀬を楽しむという。もちろん発覚すれば、党員資格を剥奪されたり、生活除隊(不名誉除隊)などの処罰に処される。