北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、「一心団結」というスローガンを使いながら、金正恩党委員長への忠誠を促す論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
国際社会から科せられた経済制裁や新型コロナウィルスの影響で生じかねない国民の動揺を抑え、内部統制を図る狙いがあると見られる。
論説は、「党と人民大衆、指導者と千万の軍民が一つの思想と志によって結集し、熱い血縁の情でつながったのがわれわれの一心団結である」と強調した。
さらに、「この地球上に一心団結した国家は唯一、チュチェ朝鮮だけであり、一心団結があってわが国家の未来は明るくて美しく、限りなく洋々としている」
そのうえで、「一心団結はわが社会制度の強固さと社会的安定の根本保証であり、朝鮮の不抜の威力の無限大の源泉である」と強調した。